ナミチャワンタケ
Discina perlata
2002.05.23 富士山で
青木実著『日本きのこ図版』第6巻P12−15掲載の「ナミチャワンタケ」(青木新称)に、肉眼的特徴・顕微鏡的特徴とも一致するようなので、いちおうナミチャワンタケとしておく。青木は学名に
Discina perlata をあてているが、この学名には「フクロシトネタケ」の和名を付けている図鑑が多いようだ。だから、フクロシトネタケとしてもよい。どっちでもいい。
ちなみに、DNA分類の登場でその後学名も変わり、今は Gyromitra perlata とするのが新しいらしいが、これまた自分としてはどっちでもいい。どうでもいいという感じです。
この個体は、富士山へシャグマアミガサタケを採りに行った日に、「きのこ雑記」の浅井さんが見つけたもので、シラビソ林が伐採された場所の道端の、土中の材(おそらくはシラビソの木片)から出ていたもの。針葉樹の埋もれた死骸を好むきのこなのかもしれません。
Other photos
最近の更新 Home 和名索引 学名索引 資料室 自己紹介