ハナガサタケ
Pholiota flammans (Fr.) Kummer


98.08.23 富士山のコメツガ・シラビソ林で

ハナガサタケは針葉樹の枯れ木や切り株などに出る。上の個体は、コメツガ(またはシラビソ)の苔むした倒木に出ていたものだ。ナメコ、ヌメリスギタケモドキ、ツチスギタケなどと同属のモエギタケ科スギタケ属の1種である。径2〜3センチの若いうちは、傘はオレンジ色がかった黄色、ひだは鮮やかなレモンイエローで、よく目立つ。成長して開くと径10センチほどのサイズになり、傘もひだも錆っぽい黄色になる。
早失性のつばを持つが、とれてしまった後のようである。傘と柄の繊維状鱗片も脱落性で、写真の個体は柄の鱗片がだいぶとれてしまい、下のほうがすべすべしている。

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