トガリアミガサタケ
Morchella conica (Synonym: Morchella elata)


2004年4月10日、さいたま市で

ふつうは黒褐色の頭部を持つが、黄褐色のものや灰色っぽいものもある。柄には多少ともツブツブがあり、網目の稜線部分が黒ずむことが多い。
さいたま市では例年3月下旬頃からイチョウ樹下に見られる。ただし、イチョウの葉が多少は堆積していないと発生しにくい。したがって、公園や街路樹など掃除の行き届いた場所では、たとえイチョウの木がたくさんあったとしても発生する可能性は低い。桜の樹下にも出るらしいが、ふつうのアミガサタケ(Morchella esculenta)に比べると発生は稀と思われる。
形態的な違いにより、トガリアミガサタケを複数の種に分ける説があるが、なんだか分類が混乱しているようでもあり、よくわからないので、私としては黒っぽいのは全部トガリアミガサタケ、学名Morchella conicaで括ることにした。(記・2004年4月17日)

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