コトヒラシロテングタケ
Amanita kotohiraensis NAGASAWA & MITANI


2002年7月23日、埼玉県北本市で

種名に冠せられた「コトヒラ」は、新種記載のもとになった標本が香川県琴平町で採取されたことに由来する。関東平野でも夏から晩秋までごくふつうに見られるきのこである。
中型またはやや大型の白いテングタケで、次のような特徴をもつ。
傘の表面は粘性があり、脱落しやすい白色破片状の外皮膜の名残が散在する。
柄は円柱形で、頂部に綿毛状膜質の脱落しやすいつばをそなえ、基部が蕪状に膨らむ。
蕪状に膨らんだ柄基部の上半部には、不明瞭な外皮膜の破片が多数環状に付着する。
ひだは比較的幅が狭く、淡黄色。

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