ニワタケ
Paxillus atrotomentosus (Batsch:Fr.) Fr.


2001.09.16 山梨県丹波山村で

秋にマツの切り株や、その付近の地上に生える。傘は径5〜15センチまたはときにそれ以上、まんじゅう形から平らに開き、ついには中央部で浅くくぼむ。ひだは垂生。柄は太く、幅1〜3センチ、長さ3〜12センチ、表面には黒褐色の粗い毛が密生している。
漢字では「庭茸」と書く。大きなお屋敷の庭の、マツの切り株で見かけるようなきのこという意味か。はたまたニワトリ(庭鳥)の太い腿を連想させるせいだろうか。お屋敷のマツのほうが私好みの解釈ではある。

ニワタケの胞子。ほんとは無色なのだが、メルツァー液を使って封じたら、赤っぽく染まる偽アミロイド反応を示した。

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