ヤグラタケ
Asterophora lycoperdoides


2001.09.18 北本市郊外で

立ち腐れたクロハツの傘の上に、小さなヤグラタケをよく見かける。上の写真はまだ幼菌で、傘は白く、ひだははっきりしている。ところが、成菌になると傘の上にきな粉をてんこ盛りしたように厚壁胞子をつくり、ひだが萎縮し、ほとんど消失してしまうという変わったきのこだ。
原色日本新菌類図鑑(平成7年版)によると、キシメジ科ヤグラタケ属のキノコは、このヤグラタケと、柄の細長いナガエノヤグラタケの2種が知られるのみという(ただし、後者は比較的稀とか)。
クロハツだけでなく、ベニタケ科のいろいろなキノコに寄生するようである。

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