ムジナタケ
Psathyrella velutina (Pers.) Sing.


1999.5.20、みかも山公園(栃木県岩舟町)で

ムジナはアナグマの異称で、混同してタヌキをムジナと呼ぶこともある、と岩波広辞苑に書いてある。アナグマって日本にいるのかな?と思い、百科事典で調べてみると、本州・四国・九州にいるようだ。写真を見てもタヌキそっくりである。体長は45〜90センチ、尾の長さが12〜20センチ。タヌキに比べて尾が太く短く、爪が長く強く、耳が小さく、吻(ふん)が長いそうだ。
さて、このきのこ、荒い褐色の繊維状鱗片をつけており、ムジナの毛皮を連想させることからムジナタケと名付けられたのだろう。タヌキタケでもよかったかもしれないが、ムジナのほうが語呂がよさそうだ。

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