モエギタケ
Stropharia aeruginosa (Curt.:Fr.) Quel.


2000.11.7 大宮市で

萌葱色とは「葱(ねぎ)の萌え出る色を連想させる、青と黄との間の色」(広辞苑)だそうだ。たぶん、こんな ↓ 色である。

萌葱色(#94B61F)

モエギタケは湿っているときは粘性があり、成菌より幼菌のほうがぬらぬらしている。
上の写真は幼菌だが、ちょっとお湿りが足りなかったので、公園のトイレからペットボトルに水を汲んできて、かけてしばらく待ってから撮った。しかし、そこまでやったわりには、白飛びしちゃってるし、出来のいい写真とはいえない。
通常、傘径は3〜7センチ、柄の長さは4〜10センチ。傘の色は成長すると褪せて黄色っぽくなる。食えるが、ちょっと粉っぽいような味がする。
主としてひだの側面に見られるクリソシスチジア(※)。頂部にほ乳瓶を連想させる突起をもつ。
KOHやアンモニア溶液中で細胞の内容物が黄金色に染まるシスチジアのこと。黄金シスチジアまたは黄金嚢(のう)状体ともいう。モエギタケの仲間は、通常クリソシスチジアをもつ。

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