マスタケ
Laetiporus sp.


2002.06.09 栃木県日光市で

耳たぶみたいに柔らかい若いマスタケだ。漢字で書くと鱒茸で、サケ・マスの肉の色をしている。
欧米で Chicken of woods (森の鶏肉)と呼ばれる基本種のアイカワタケ(L.sulphureus)は、マスタケと異なり表面が鮮やかな黄色を帯びている。そのため Sulfur mushroom (イオウ色のきのこ)とも呼ばれ、肉質も黄色っぽい。マスタケはその亜種と考えられているようだが、図鑑を読み比べても釈然とせず、よく分からんのでホームページの学名にはアイカワタケ属の属名 Laetiporus のみを入れておくことにした。
老いると堅くなり、若いうちだけ食用になる。味はうまくもなく、まずくもなし。加熱してもサーモン色は消えない。
針葉樹にも広葉樹にも出る。

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