ハタケキノコ
Agrocybe semiorbicularis


2002年5月20日、さいたま市で

春から夏にかけて、畑の縁や畑道に群生する小さなきのこ。決して見映えはしないが、ハタケキノコという素朴なネーミングがいい。
傘径は10-25 mm、半球形からまんじゅう形になり、どら焼きの形に近いところまで開く。表面は平滑で、湿っているとき多少粘性がある。ひだは直生またはやや上生し、幅広く、若いときはベージュ色、成熟すれば暗褐色となる。柄は30-70 x 2-5 mm。中心に白い髄があり、ほぼ中実といえるが、老菌では髄が消えて中空を呈することもある。表面は微細な鱗片〜微粉に覆われ、根元には白い菌糸束をつける。世界的に分布。


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